不動産 投資が熱い理由
年金などの不安で注目を浴びる「給料以外の副収入」
最近、若いうちから不動産投資を始めようという人が増えています。
アパート、マンションなどの賃貸用不動産を購入して、その家賃収入を得ようというわけです。
サラリーマンとして働き、定期的な収入がありながら、会社に何かあった場合の備えとして、
「給料以外の収入」ということを強く意識しているようです。
一方、40代、50代の方々は、定年後の生活を具体的にイメージして、不動産投資を始められる方が
多いようです。
最低限の生活資金を月30万円とすると、たとえば利回り12%のアパート1棟を3000万円で購入する、
という方法があります(ここでは銀行へのローン返済分の税金、必要経費などを外して単純に数字を
はじき出しています)。
将来の生活に困らないように不動産投資を始めたいと考える方は、最低でもこのくらいのレベルを
目標にした方がいいでしょう。
不動産 投資のメリット
1. 安定した毎月の家賃収入が期待できる
一昔前は、購入した不動産を高値で転売し、差額分を儲けるやり方(キャピタルゲイン)が主流でした。
しかし最近主流になりつつある不動産投資は、こうした転売益で儲けるのではなく、家賃収入で投資資金を
回収していくこうというもの(インカムゲイン)です。
インカムゲインは、キャピタルゲインに比べ、個々の才覚に頼らずにすむためリスクも少なく、
また長期的に安定した収入を得やすいのが特徴です。
賃貸用不動産についてしっかり勉強さえすれば、比較的簡単に不動産投資を行うことが出来るのです。
2. 低金利でレバレッジ効果が活用できる
レバレッジというのは、取引における自己資金と実際の売買額の比率のことです。
手元の資金が少なくても、銀行からお金を借りてその数倍から十数倍もの高額物件を買うことが出来る
わけです。
株式投資などの売買でも、信用取引というレバレッジを効かせる方法がありますが、
信用取引と不動産取引の大きな違いは、
「不動産の売買では銀行などが長期で低金利のお金を貸してくれる」という点です。
銀行にとっても儲かるか分からない取引やビジネスに融資をするよりも、担保があり査定のしやすい
不動産投資への融資は比較的やりやすいためです。
3. 少ない労力・確立しやすい運営システム
アパートやマンションの管理は、サラリーマンなど他に本業のある人にとって非常に労力が大きいです。
しかし、案ずる必要はありません。
これらの大家さん業務を支えてくれるのが不動産管理会社です。
しっかり勉強して優良な不動産を見極めて購入さえすれば、あとはその物件を管理するのに
最も適した不動産管理会社に任せれば良いのです。
そこまで出来てしまえば、あとは毎月通帳を確認し、管理会社から送られるレポート(賃料精算書)を
チェックする程度の作業ですむのです。
運営システムさえ確立できれば、自分は本業に専念できるわけです。
4. 豊かな賃貸不動産のマーケット
現在、大家業を行っている人は大手不動産から個人までいろいろな規模やレベルがありますが、
業界1、2位の大企業でもマーケットの1%すらシェア出来ていないのが現状です。
それほど、大きなマーケットになっているということが言えます。
広いマーケットがあるということは、需要がそれだけ多いということ。
「駅が近い、物件の手入れが行き届いている、間取りが良い、賃料を安くできる」など競争力のある物件を
購入し、きちんとした不動産管理会社と一緒にやっていけば、安定的な収入を確立していくことも可能です。
不動産 投資のデメリット
良いことばかり書いてきましたが、もちろん不動産投資にもデメリットはあります。
部屋が開いてしまって埋まらない(空室リスク)、
金利が上昇するリスクなどが代表的なものです。
それらのリスクをよく調べて事前に対策を講じられるかどうか、ここで成否が分かれるのです。
そのためには、それなりの勉強が必要です。
逆に言えば、事前にリスクをきちんと把握し対策を講じておけば対処は可能なのです。
まずは把握したリスクとリターンを比較してみて、リターンの方が大きい物件を探すことを心がけてください。